産後フルタイムで復帰した理由その③ 「会社を辞めたい」と「会社を辞めよう」は違う。自問自答して本当の気持ちを見つめよう。

 

産後フルタイムで復帰した理由その① 「家事と仕事は両立できる」

産後フルタイムで復帰した理由その② 「やっぱりダブルインカム最強!女性だって稼げるうちは稼ぐべき!」

こちらの続きその3です。

 

タイトルの通りですが、

「会社辞めたいなぁ…」

と思ってるうちは、辞めない方がいいと思います。

「会社辞めよう」

と思い始めたら、当座の生活資金を確保して退職の準備を進めましょう。

 

「辞めたい」と「辞めよう」は違うのです。

 

「辞めたい」の裏側にある、本当の思いを探ってみることです。

「辞めたい」と一言で済ませがちですが、本当は、「面倒な上司が嫌」ということかもしれないし、「営業の数字が取れなくて憂鬱」ということなのかもしれません。

「辞めたい」と感じているうちは、まだ解決できる可能性があると思います。

上の例だと、上司をうまく扱う方法を考えるとか、思い切って異動願いを出すとか。

お客様のニーズを探るor対応するための努力をするとか。

(言うは易しですよね。自戒の意味で書いてます)

 

そうやって自問自答して、解決策を探して、実行して。

なんとか仕事を続けていれば、当然ですが継続的な収入が得られますし、給料のベースが上がる可能性もある。

お金だけでなく、仕事を通じて経験や知識、人脈も得られます。

会社に勤めているから得られるものが、きっとあります。

「辞めたい」から辞める、では、後悔する可能性が高いと思うんです。

 

 

既にブログに書きましたが、学生時代の私は、結婚したら仕事は辞める、続けるとしても子どもができるまで。そう考えていました。

自分の母親は専業主婦で、家のこと、子どものケアを一番にしてくれたから。

…というのに加えて、新卒で配属された部署が合わなくて辛かった、というのが大きかったです。

その部署は、ザ・ふるーい日本の会社といった感じで、上司の言うことは絶対。パワハラ・セクハラも日常茶飯事で、とにかく空気が悪かった…(実際、空気が悪かった。オフィスに窓がなかったので…)。

総合職で入社した私は、配属が決まったときからショックでした。

「スタートからここって…私面接でまずいこと言った?同期よりも成績が悪いの?」と。

腰掛け気分で就活していたくせに、プライドが高かったんですね〜。

そもそも結婚したら辞めると思っていたのに、なぜ総合職を志望していたかというと、働けるうちにたくさん稼ぎたい(総合職の方が給料水準が高い)と思ったから。

あと、多くの男性が当然に総合職を選ぶのと同様、就職=総合職と思っていたのかもしれません。

子どもの頃は男女の別なく、平等に教育を受けていたのに、なぜ大人になって、今までの教育の成果を発揮する場で、男女差があるのだろう。そう思っていました。
(今は和らいだのかもしれませんが、まだまだ一般職という職種は存在するし、男性の一般職は少ないのが事実。)

そこそこの大学を卒業したので、自分はできるという根拠のない自信が無意識にあったんでしょう。

 

その問題の部署に配属後、2,3年の間は、10分に一度は「辞めたい」と思っていました笑

温室育ちでメンタルが弱かったのもあり、本当に辛かったのですが…

「辞めたい」と感じるのは、そもそも仕事ができないこと、私を目の敵にするお局さんとうまくコミュニケーションがとれないこと、セクハラ・パワハラ上司にうんざりしていることが原因だと見極め、

業務知識を身につける努力をしたり、お局さんとは何とか和解して、むしろ味方になってもらったり、上司にはとにかく愛想良くする努力をしたり、

そうこうしているうちに、辞めずに数年経っていました。

結婚もしましたが、辞めませんでした。

 

就職後、大学の同期と集まって飲んだとき。

結婚することを報告したら、とある女子から、

「仕事は辞めないの?」

と聞かれました。

その子は、私の夫を、私の会社の子会社に勤めている人と勘違いしたようで(実際は全く別の会社)、暗に「辞められないの?」と聞いている感じがして、ムッとしたのを覚えています笑

私は、

「辞めないよ〜。辞める理由がないから」

と答えていました。

そうなんです、辞める理由はなかったんですよね。

辞めたい理由はたくさんあったけど。

答えてから、学生時代とは考えが変わったな、と自分のことながら少し驚きました。(といっても、決して積極的な理由で仕事を続けているわけではないところが当時の私らしい)

もう一つ驚いたのは、その女の子が、女性の結婚=退職と結びつけていたこと。

その子はリーダータイプで、大学の某組織の委員長だったので、私なんかよりよっぽどキャリア志向だろうにと。

でもその子は一般職で就職したので、もしかしたら保守的な考えを持っていたのかもしれません。今となってはわかりませんが。

 

子どもを産んだ今は、「辞める理由がないから辞めない」ではなく、

「仕事を続けたいから辞めない」に変わりました。

今でも仕事は大変で、初めての育児をしながら、溜まりがちな家事にため息つきつつ、必死にもがいている最中です。

今でも「辞めたい」と思う時は多くあります。

でも、ポンコツ社会人だった私を育ててくれた今の会社に、少しでもプラスの寄与をしたい。必要とされるメンバーでありたい。

何より、今の仕事は面白い!

(入社した部署は後ろ向きな業務を主とする部署でしたが…その後、花形部署に異動し、人間関係も仕事のやりがいも格段に良くなりました! オフィス環境も笑)

 

今、こんな風に思えるのも、「辞めたい」とばかり思っていた新入社員の私が、「辞めたい」気持ちに向かい合って、本当に辞めるつもりか自問自答して、試行錯誤を続けてくれたから。

あの頃の自分を認めて、これからも、仕事と家庭の両立目指して頑張りたいと思います。

 

 

かやこ

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